総合学習塾Weed 代表

浅田大和

Yamato Asada

「やらずに後悔」より「やって後悔」。でも大抵のことは「やれば爽快」

浅田大和

略歴

高校時代にアメリカへ1年間留学。帰国後は高校を卒業し、関西学院大学へ進学。
英語の教員免許を取得後、もともと数学が好きだったこともあり、卒業後に神戸大学発達科学部へ3年次編入学。1年間数学を勉強し、大学院進学を予定していたが、家庭の事情により断念し、教師の道へ進む。
地元の公立中学校で2年、私立の中高一貫校で1年、公立高校で3年勤務し、教育のあり方を模索し、某大手学習塾に転職。下積みを経てAI教材と出会い、2019年に総合学習塾Weedを独立開業した。
現在は学習塾を経営しつつ、発達・教育コンサルタントとして塾外の生徒や保護者の相談に乗ったり、起業を目指す人へのコンサルを行うなど多方面で活躍中。

現在の仕事についた経緯

教師として働いてみて、はじめて自分は子どもが好きなのだということを実感しました。
昨今話題になるように、多忙を極める学校の教師という仕事をしながらでは生徒に対して時間を使いたくても使えないもどかしさから、別の形でアプローチすることはできないかと考え、塾へ転職しました。学校とは違う塾というアプローチを体験してみて、これはこれでまた違った制限などもあり、勉強に特化しすぎることで子供に対して悪影響も生まれる側面を知り、本当に子供のためになる塾を自分で作ろうと決意しました。
下積みとして塾で運営の経験を積み、AI教材と出会い、自分の経験や知識とこれらのツールをうまく組み合わせることで自分なりのアプローチを行うことができると考え、独立・開業しました。

仕事へのこだわり

いつでも自分らしくいられるように自分の決めたルールに沿って仕事をするように心がけていました。自分のルールといってもわがままを言いたいわけではなく、周りの仲間や顧客のみなさんがプラスとなるような流れにするためには、引くときはしっかり引き、押すときはとことん押すというラインをきちんと決めるということです。

例えば、3:4:3の法則というものがあります。仮に10人に営業をかけるとすると、そのうちの3人はそこまで努力せずとも契約してくれ、3人はどれだけ努力しても契約してくれず、4人は自分の努力次第で結果が変わるというものです。
この考えを仕事上のあらゆる場面に落とし込み、顧客が10人いれば自分にはどうしようもない3人がいるので、自分ではなくこの人たちを得意とする人に変わってもらい、残りの7人に全力を注ぐようシフトする。また他の人が苦手な3人が僕にとって得意な3人ならどんどん変わってもらう。
こういったことを意識していると僕も周りも得意な人たちばかりが顧客となるので成績も伸び、お客様も気持ちよく仕事が進むので口コミなどプラスの影響がどんどん出るようになりました。

もちろん他にも自分の中のルールはありますが、それらを守って仕事をすることで仕事の中で無理をすることがなくなり、心や頭に余裕ができ、そこからもう一歩踏み込んだサービスができたり新しいアイデアが浮かんだりして好循環が生まれるようになりました。
無理や無茶は必ずどこかでひずみとなって自分に帰ってくるので、無理を繰り返してその場をしのぎ続けるよりも、そもそも無理をせずに良い流れを作ることが結果的に楽に良い結果を残していける形だと思います。

若者へのメッセージ

私の場合は若者といっても生徒たちの年代に向けたものになりますが、あなたたちの可能性は無限大です。
ですが、その可能性にフタをしてしまうのもほとんどの場合は自分自身です。

Creepy Nutsという歌手グループのある曲の冒頭に次のような歌詞があります。
「苦手だとか怖いとか気づかなければ俺だってボールと友達になれた。頭が悪いとか思わなけりゃきっとフェルマーの定理すら解けた。すれ違ったマサヤに笑われなけりゃずっとコマつきのチャリをこいでた。力が弱いとか鈍臭いとか知らなきゃ俺が地球を守ってた。破り捨てたあの落書きや似合わないと言われた髪型うろ覚えの下手くそな歌が世界を変えたかも…。」

誰しも成長していく過程で友人や教師など様々な人と出会い、多くの言葉を交わし、たくさんの影響を受けます。その中で自分の限界を自分で決めてしまっていつのまにか諦めてしまうことをよく目にします。
よそはよそ、うちはうちです。あなた方には本当に無限の可能性があります。どうか他人に笑われようがけなされようが自分を諦めず、他人でなく自分が本当に望むことに一生懸命になってください。