株式会社Charis 代表取締役

青木未央

Mio Aoki

やらないで後悔するならやって後悔しろ、常識なんて元からない

青木未央

略歴

大阪出身。中高ともに函館ラサールに進学。大学では心理学を専攻。
大学時代に初めてメイクアップをしたことで美容に興味を持ち、化粧品販売会社を作ることを決意。
大学院ではハリウッド大学院に進学し、美容経営学を専攻する。同時にハリウッド美容学校にも進学し、メイクの勉強と美容師免許にも合格する。
大学時代に心理学を専攻していたことから、大学院では心理学と経営学を組み合わせた消費者行動論に興味を持ち、『おもてなしの心理分析』の研究を行う。
大学院卒業後は起業の準備をしながら、メイクアップアーティストとして活躍する。同時に大学院時代の授業で興味を持ったブライダル業界にも従事する。また、大学院在学中にNPO法人の副代表も務める。
2018年に大学院時代の友人と共にCharisを設立。
2020年に化粧品販売会社である株式会社Charisを設立。
専門である心理学、美容、消費者行動論、ニューロマーケティングを基に美容室などにコンサルティングも行う。
2021年、現在の事務所がある東京都西東京市に拠点を構える。
2021年に受賞したMissMirai審査員特別賞をきっかけにモデルとしても活躍しはじめる。

現在の仕事についた経緯

元々、父親が会社を経営していたので、私も会社を経営しようとは思っていました。
大学生の頃、初めて友達にメイクアップしてもらい、その時に美容に感動しました。その頃、私の進路希望は心理学の研究職でした。
しかし、大学院への進学を決める時に、自分のこれからの人生というものを考えました。
その時にふと頭に降りてきたのが、会社を経営したい、会社を経営して世の中の人を笑顔にしたい。
ただ会社を経営すると言っても世の中にたくさんある分野の中でどの分野を経営したいか?
となった時に、1番初めに出てきたのが自分自身を変えてくれた美容の経営、特にメイクアップの会社でした。
「これからの時代、美容は女性だけではなく、全ての人のもの。美容、特にメイクアップを通じて老若男女関係なく世の中を笑顔にしたい。」そう思いました。
美容が好きな人、メイクが好きな人、美容やメイクに興味がある人、美容やメイクをやってみたいと言う人に門戸を開こう。老若男女関係なく、ウチに来たら美容やメイクの悩みを解決できる場所を作ろう。
そんな想いから生まれたのが、現在経営している『Charis』です。

仕事へのこだわり

大学院に在学中に、私はメイクの勉強をするために、大学院附属の美容学校でメイクの特別授業を受けていました。その際に先生に言われたのは『メイクの世界に正解はない』ということでした。
確かに、メイクには黄金比など、「こうしたら綺麗になる」という形はあります。
しかし、どんな芸能人が可愛いか?綺麗か?という問いに対して、十人十色の答えが返ってくるように、どんなメイクが綺麗か?可愛いか?は人によって全て違います。綺麗や可愛いといった感情は主観なのです。
そのため、メイクアップアーティストがいくら綺麗にしても、満足のいくメイクをしても、お客様が満足しなければ、それは失敗のメイクになります。

そこで大事になってくるのはお客様との対話です。
お客様との対話をすることで、お客様のなりたいイメージは何なのか?何に悩んでいるのか?今後、何をしていきたいのか?そのようなことが自ずと分かっていくと思います。
お客様は何かに悩んで、私達プロの元に来ます。しかし、お客様の中にはその何かが分からない人も大勢います。当然です。知らない事に対して悩んでいるのですから。どんなにネット社会であろうが、知らない事でいくら答えを探しても、そう簡単に見つかるものではありません。
そこで大事なのがプロの対話力です。プロの対話力で、お客様が何を悩んでいるか?何をどうしたいのか?そういったものを探り、そこに対して解決方法を提案するのが大事だと思います。
実際に化粧品を売る際やメイクアップをする際にも、お客様と対話し、お客様が悩んでいる事、時にはお客様が気付いていない事、お客様が言葉で表現しにくい事も読み取って、提供するようにしています。

この事は、どの世界でも大事な事だと思います。お客様が言った事、その言った事の裏にあるもの、何故そのような要望を出しているのか?そこの原因を考える事で、お客様の満足のいく答えが出せると思います。
そのため、私はお客様との対話を大事にし、その対話をヒントに何に悩んでいるかを考え、お客様に合った、パーソナライズ化した解決方法を提供するようにしています。

若者へのメッセージ

私は若いうちに身につけるものは「本を読む習慣」だと思います。
今まで、いろんな社長に会ってきて、いろんなことを聞いてきました。その中でも、若い頃からしている習慣として、1番聞くのが本を読む事です。
これはどんな大手の会社の社長でも、年齢が幾つになっても行っている習慣です。
“なぜ、本を読むのか?”ですが、本というものには不思議な力が詰まっています。
知識はもちろん、読む事での新たな自分の発見や、考え方の育成、世界観の広がり、ここに書いたらキリがないですが、本にはたくさんの魅力が詰まっています。

私はよく周りの人から『ずっと本を読んでいる』と言われます。私の家には大量の本があります。寝室にも、リビングにも、バッグの中にも、洗面所にもいたるところにあります。
読み終わった本には大量の印がついています。読んでいる最中にここは大事、と言う箇所をあとですぐに分かるようにするためです。
おそらくこれは死ぬまでずっと続くと思います。人生一生勉強ですから。
それほどまでに本を読む事は大事だと思っています。

若い人たちは今後、様々な課題に直面すると思います。これはいくつになっても直面します。そんな時に解決してくれるのは本で読んだ知識や考え方、経験だと思います。
よく本で読むのは机上の理論だとも言われますが、そんな事はないと思います。
本で読んだ内容を頭の中でイメージする事で、イメージトレーニングに繋がると思います。
イメージトレーニングというものは脳の中で実際に行動を起こす際と同じ部位が反応することが多いので、とても有効なトレーニングです(これも本で得た知識で実際に証明されています)。
そのため、本を読むという事はすごく大事なことです。
ただ、いくらここで本を読むのが大事だと力説しても、本を読む習慣がないと、いざ読もうとしても心が折れる事が多々あると思います。
仕方ありません。本を読む習慣がないのに、いきなり難しい本を読もうとしても読めるものではありません。
そのため、本を読む習慣をつけるというのは本当に大事です。始めはどんな本でも構いません。専門書の場合は「はじめての〜」と言ったタイトルの本でも構いません。
どんな本でもいいので、本を読む習慣をつけるのが大事だと思います。