fujitacaリノベーション/藤孝建設株式会社 ゼネラルマネージャー

阿部 哲

Tetsu Abe

等身大で生きよう

阿部 哲

略歴

立教大学法学部法学科卒業。新卒で組織開発や人材育成関連のコンサルタントとして入社し、中小から大手企業まで幅広くコンサルティング業務に約2年従事。
兼ねてから興味のあった建築業界へ進むべく、2021年3月より「fujitacaリノベーション」へ。人事や財務、営業、広報など、設計施工以外の幅広い領域でマネージャーとして組織づくりを推進。現職の傍ら、家具家電の接客、コラム執筆などで活動中。

現在の仕事についた経緯

組織開発や人材育成の仕事に従事するなかで、自分自身が「組織」や「仕事」に対し疑問を持つようになりました。その経験を活かし、自分らしく働くことを考えた結果、ちいさい頃から関心の合った「建築やインテリア」の領域に進みたいと考え、まずは転職活動など幅広く行動してみました。そのなかで、現在の弊社代表と出会い、趣味程度で会社のグッズづくりを手伝ったり、会社のお手伝いをするようになったところがきっかけです。
そこから、気づいたら入社していた、という奇想天外な結末になっていました(笑)。

仕事へのこだわり

とにかく「考えることをやめない」。

「考えても無駄だ」っていう言葉があります。
あの言葉は「考えることが無駄」ではなく、「今考えることは無駄」と解釈しています。きっと美味しいものを食べて、ぐっすり寝た朝に同じことを考えたら、また変わってくるだろう、と。考えることをやめないことさえすれば、何かしら行動が生まれ、行動から花が咲き、自分なりの答えが見えてくると思います。

スタッフとチームを創り上げていくうえでも、同じです。
一人ひとりが「考えること」を忘れることさえしなければ、会社はどうにでもなります。
考えていくうちに、いろんな行動が生まれ、会社も成長していくのです。
そのときは、スタッフにたくさん信頼と期待を寄せています。

また、「好きなこと・得意なことを伸ばす」ことも大切だと思っています。
もちろん、これは「苦手なことから逃げる」ということではありません。
苦手なことと向き合い、自分を受け入れることも、時には重要です。
だけど、やっぱり「好きなことに打ち込んでいる人」には、誰も勝てません。

意外と、些細なことかもしれませんが、好きなことに打ち込んでいるスタッフの姿や、達成した時の笑顔に救われることが、しょっちゅうあります。
どれだけ美味しいものを食べ、すごく良いひとときを過ごせたときの幸せに比べると、そんなスタッフの姿を見るだけで、一気に疲れが吹っ飛びます。
それくらい、のびのびと一生懸命生きている人の姿って心打たれるものだと思うのです。
私自身もそんな立場になれるよう、日々邁進していきたいですね。

若者へのメッセージ

自分自身、社会人3年目、まだまだこの先やりたいことも成し遂げたいこともたくさんある、いわば私も若者に当てはまるであろうと感じています。

そんな中で、ここ数年強く思うことは、「自分に対する問い」が極めて重要であるということです。
インターネットの発達やSNSの浸透で、良くも悪くも、「周りが何をしているのか、どう動いているのか」すぐに分かってしまう時代に突入しているように感じます。
聞きたくないこと、耳障りなことはもちろん、それは本当に答えなのかどうか分からない情報も、たくさんあります。物事の本質が見えなくなっているこの時代も、悪いことばかりではなく、本質が見えなくなっている今だからこそ、たくさん考える余地があるのです。

自分の人生は、「自分なりの尺度」と「乗り越え方」でどうにでもなるのです。
世間体を気にすることが悪いことではない。やりたいことがなくても別に良い。チャレンジ精神がなくても良い。
自分が納得して、自分の幸せを掴むことができれば良いと思うのです。
ただ、人は一人では生きていけない。
家族や友人だけではありません。今歩いている道を整備してくれている人、今のんびり過ごせている家を建ててくれた人、不動産屋さんなど、いろんな人が支えていることを忘れずに、自分らしく生きていくことを模索し続けたら、きっと良い未来が待っていると思います。