トップメディアホールディング株式会社 代表取締役

吉村栄治

Eiji Yoshimura

必勝

吉村栄治

現在の仕事についた経緯

物心ついた頃から将来は会社経営者になりたいと思っており、18歳で就職する際も、先生に「社長になれる会社を紹介してください」と頼んだほどでした。
そこで入社したのがトヨタ系の大手企業だったのですが、すぐに社長の座に就くことは難しいと悟った私は、19歳のときに会社員を続けながら夜の空いた時間でコンパニオン派遣会社を設立しました。
バブル末期という時代背景もあり、業績は上々でしたが、21歳で結婚したことから同事業を後輩に譲り、私はサラリーマン1本の道へ戻ることとなりました。
それでもいずれはまたチャンスを掴んで起業をしたいと考えていたところ、携帯電話販売のビジネスに目を付け、27歳のときに弊社トップメディアホールディング株式会社を創業したという経緯です。

仕事へのこだわりと目標

弊社および私のミッションは“日本の強いお母さんを創る”ことです。
その想いが芽生えたきっかけは、創業前にタイを訪れた際、ほんの3歳くらいの子供達が観光客である私達に懸命に物を売りにくる姿を見たことで、私達大人がこのような状況をなくさなくてはならないと感じたと同時に、そのハングリー精神にある種の感銘を覚えました。
その反面、数十年後のグローバル社会において、日本の子供達はこのようなたくましい環境で育った外国の子供達と対等に渡り合っていけるのだろうかと危機感を持ちました。
そこで弊社にできることとして、社員比率の90%を女性が占めていることから、子供達をしっかり教育するためにもまず母親の育成に努めていこうと考え着いたのです。
したがって弊社では、入社研修はもちろん、外部講師を招いての全社員研修や部門別のスタッフミーティングなど研修に注力しており、チームビルディングのためにさまざまな社内イベントも開催しています。
愛知県の企業と言えばトヨタの存在が圧倒的ですが、だからこそ私は社員達に「トヨタよりも、トップメディアで働く方が人間的に成長できる」と思ってもらえるよう、研修や社内イベントをふくめ、自身の成長を実感してもらえるような機会創出に尽力しています。

これまで携帯電話販売を始めとした店舗型ビジネスに従事してきましたが、今後の少子高齢化や人口減少の問題を踏まえ、無人型のビジネスを事業の大きな柱として作っておきたいと考えています。
そこで約10年前から着手し始めたのがエネルギー事業で、太陽光発電においては、すでに発電所を9ヶ所保有しています。約5年前からスタートした風力発電は今現在立ち上げ途中の段階ですので、こちらをまずは完成させ、のちのち海外の大手事業者と取引することを踏まえて、会社の上場も視野に入れています。
その後は“世の問題解決に貢献できるようなビジネス”として、農業、飲食店の全国・全世界展開を行い、最終的には唯一無二の証券会社を作ることが私のキャリアにおける最終的なゴールです。
証券会社設立にかける想いとしては、私自身、約20年間投資を行ってきた中で、日本の株式および投資の在り方については甚だ疑問を感じざるをえませんでした。
よって、今後貧困化していく日本において若者が確実に財を築くためにも、複利効果が正しく発揮されるような真の投資を行える証券会社を作りたいと考えたのです。

若者へのメッセージ

新卒で最初に働く会社というのは、人生において非常に重要な意味を持ちます。
したがって、就職活動をするにあたっては、まず企業の想いや理念に共感できるかを最も重要な軸として持って頂きたいと思います。
次に、会社のビジョンに対し、自身がワクワクできるか、また、そのビジョンのために尽力したいと思うかという点もあわせてチェックしてみてください。
職種や給与、勤務地など、仕事においては条件面も大切かもしれませんが、最終的には上記のような軸で会社を選んだ方がミスマッチが少なく、充実感をもって仕事に取り組めると思います。