エジプトのカイロ大学を卒業後、大手旅行会社に入社しました。
UEAドバイ支店へ赴任し、ツアーコンダクターとして4年間従事しました。旅行者目線のサービスを積み重ねて、現地では「ドバイのはまちゃん」の愛称で、日本人旅行者を中心に広く評価を頂きました。
2012年に日本のIT企業に勤めるために活動拠点を日本に移し、欧米を中心に世界中を飛び回り、マルチリンガルの能力を活かして、世界各国のITソリューションを日本に繋ぐビジネスを展開しました。

私の夢でもある「世界中の文化の懸け橋」を実現するため、2019年12月にインバウンド向けの旅行予約プラットフォームの開発と、その運営を行う株式会社Torippoを設立しました。その他にモバイルアプリ開発も手掛けており、「日本発世界標準の製品」をグローバルに展開するための取り組みを積極的に行っております。

ドバイから日本に拠点を移した時は、多くの日本の方々に生活面から仕事の面まで助けて頂きました。その時に感じたことは、故郷エジプトでもドバイでも日本でも、どこの国にいても「人との繋がり」がとても大切だということです。
私は幼い頃から「世界中の文化の懸け橋」を導く人材になりたいと、アラビア語、英語、日本語、スペイン語の勉強を怠りませんでした。
より多くの国の言葉を理解することで、その国の歴史や文化をより深く理解でき、どこの国でも順応できる力を養い、世界で活躍できる人材になりたいと心から思ったからです。

事業の紹介を少しさせて頂くと、先ず、インバウンド向けの旅行予約プラットフォーム事業は、世界人口の4分の１を占めるイスラム教徒の皆様に安心して日本に来て頂くために、世界初の「ムスリムフレンドリー」なプラットフォームに対応しております。残念ながら、世界中がコロナ禍にある現在は、インバウンド旅行客が見込めないため、来るべき時に備えて今は準備中です。
もう一つの事業である、モバイルアプリ開発では、現在「Moozy」というソーシャルアプリをリリースしております。これは世界の人が繋がり、情報交換が出来るサービスです。エジプトやUAEなどの中東諸国をはじめ、インドやアメリカなど、世界中から情報が発信されています。
このように、人とテクノロジーで世界標準の製品を作り、「ドバイのはまちゃん」から「世界のはまちゃん」に変わりたいと思っております。