株式会社ZERO-1Holdings代表取締役社長

八代 和士

Kazuhito Yashiro

絶対正義

八代 和士

略歴

18歳から通信事業職に従事し、モバイル業界において15年の職務経験を持つ。某大手通信キャリアにて就業1年でエリアマネージャーに昇格。エリアマネージャー昇格後はスタッフ育成、店長教育、店舗コンサルを手掛ける。国内モバイル販売においては大手三社による各種最高位の販売資格を持つ。これまで経験してきた国内モバイル代理店は5社にのぼり、いずれにおいても販売台数の底上げ、店舗運営の立て直しに注力。33歳を機に独立を決意、起業に至る。

現在の仕事についた経緯

まず、前職では出来なかった事をやりたかったというのが第一です。
前職では経営側に回っていたので、思うように動く事が出来ませんでした。
ZERO-1Holdingsとして世の中にアピールしたい事は「日本一の便利屋を目指したい」
に尽きます。
私の中の理念として「全ての業種において強者でありたい」という思いがあります。
これは人生をゲームに例えるとやり直しのきかない「ワンゲーム」なので、常にその人生においてのプレイヤーでありたいという思いです。
また、過去に経験した電気通信機器業界では「自分を極めたな」という気持ちがありました。
自分の目標としてきた到達点に達してしまったので、新たに別のフィールドで戦いたいとの気持ちに駆られたのです。
また、ものごとにおいて数字を重要視する自らの性質上、33歳という年齢が自身にとっての節目と捉えたのもキッカケの1つです。
今、動かないとこの先の人生において安定を取り、動かなくなる可能性があったので今、抱いているこの冒険心を実現させたかったという思いと併せて、共にビジネスを立ち上げたいという仲間に出会えた事も起業する大きな理由の1つとなりました。

仕事へのこだわり

「絶対正義」の名の下に職務を全うしています。
仕事で出来ない事はプライベートでも出来ない、プライベートで出来ない事は仕事でも
出来ないと思っています。故に所作や言葉遣いなどは特に気を遣っています。
常に他人に「どう見られているか」を意識し、行動においても自らの立ち居振る舞いを
言葉ではなく自然と社員が吸収していくように行動で投げかけているつもりです。
仕事へのこだわりとしては「汚く勝つより、美しく負けたい」を新人時代よりモットーと
してきた故、「ズルしてまで勝つ」という事に価値を感じておりません。例えば、どんな商材を売るにせよ「真の勇者は戦場を選ばない」と思っているからこそ自分に言い訳をしないために、常に最高のパフォーマンスを見せる事によって、自分だけが満足するだけではなく、お客様にも満足して頂けていると考えています。
また、共に働く社員については社員の家族も含めて「家族」だと思っており、その家族の1人1人からもこの会社を誇りに思って貰いたいと考えています。
仕事を行う上では「忙しい」と捉えずに、常に気持ちにゆとりを持つようにしています。
自分自身をリスペクトする事により、自己の最大限のパフォーマンスを発揮できると考えているからです。
常日頃から心に余裕のある人はエレガントに映りますし、自らもそうありたいと思っています。自らを否定する事は自分自身嫌ですし、自分を好きになったり肯定する事で初めて他者を受け入れられると思っています。
会社の将来像については、具体的な規模感や年商いくらといった目標を掲げていません。
こういった具体的な物差しに捉われると、そこがゴールとなってしまいます。
ものごとの考え方において「思考の限定」をしてしまうと限定の外側にある様々な可能性が視野に入らなくなります。
そういった「限定的な思考」を取り払うことによって可能性を最大限にまで拡げていく事ができると思っています。

若者へのメッセージ

まず、最初に「これからの正義の話」をしたいと思います。
例えば登山を例に例えると、なるべく荷物を軽くして登った方が効率良いと思われます。
しかしながら、軽装にするほど装備品は少なくなるので「もしも」の事が起こった時の
対応力に欠けてしまいます。登山服の機能、価格においても同様です。
反対に「ここまでの備品は使わないかも?」と思われるものでも備えておけば万が一の時に
命を助けてくれるかも知れません。
そう考えた時に、万が一の事も考えて重い荷物を背負って辿り着いた頂上の方が、
軽装でカジュアルに辿り着いた時よりも感動もひとしおだと思うのです。
私は趣味の1つとして熱帯魚を飼育しています。
これも一見すると美しい、迫力のある魚の姿を居ながらにして観賞できる魅力があるのですが、きれいな水槽を維持するためには魚に与える餌を買わねばなりませんし、与える手間も発生します。同様に水槽の清掃や水質の管理なども必要です。
こういった人から見れば負担とも思える手間を含めて、私はきれいな熱帯魚を観賞する事ができるのです。
ゆえに私は、そういった一連の世話を負担と思った事はありません。
こういった事について世間的には無駄と思われるかもしれません。
ところが、こういったネガティブと思える事に意識を費やす事が結果的に「美しい魚を観賞できる」というポジティブな気持ちに転換できるのではないでしょうか。
このような事から、私から「これからを生きる」皆さんにお伝えしたいことは、あらゆるものごとを1つの価値基準で判断するのではなく、広い視野をもって生きていって欲しいと考えています
それが自身にとって負担と思える事でも、その負担は別の形に好転する要素を含んでいると思って欲しいのです。
今、私がここで伝えた言葉でさえも皆さんの負担となって、それぞれの人生を生きていって
欲しいと思います