グラスITフィールズ株式会社 代表取締役社長

山本道明

Michiaki Yamamoto

為せば成る 為さねば成らぬ何事も

山本道明

略歴

昭和60年3月 水島工業高等学校電子科卒業。日立電子サービス株式会社(現 株式会社日立システムズ)へ入社後、企業内教育機関である日立京浜工業専門学院情報制御工学科を卒業。コンピュータシステムのハードウェア保守に16年間従事後、北陸エリアの営業兼SEとして活躍。平成27年に独立後グラスITフィールズ株式会社を設立し、代表取締役として現在に至る。

現在の仕事についた経緯

私が独立するきっかけにもなったのですが、当時は「IoT(Internet of Things)」という言葉が使われだした頃です。「モノのインターネット=モノにセンサーを付けて情報を収集しインターネット経由してコンピュータシステムと繋げることで新しいソリューションができる」単純にはそういうことになりますが当時はまだ"モノ"にセンサーもインターネットへ繋げるためのコンピュータも付いていないのが当たり前の時代でした。
そんな状況の中、会社はIoTでデータ収集することで見える化し、ビッグデータ化する等で高度なマネジメントが行えるシステムを開発したから売って来いと言います。お客様へお話しをしても「うちの機械はセンサーなど付いていないよ。どこにどんなセンサーを付ければいいんだ?そのセンサーはこちらで準備しろと言うのか?」と言われます。クラウドのシステムはあっても肝心なIoTを実現する末端のデバイスが無いのです。
この時、IoTのセンサーデバイスってすきま産業だなと思いました。やっている業者が無ければ自分がやろうと思い独立してデバイス開発を始めました。

仕事へのこだわり

私がまだ岡山の実家のいるときの話ですが、親父が家のあちこちに書を掛けていました。
その中に私の心に刺さった言葉がありまして「いまやらねばいつできる わしがやらねばたれがやる」というものです。あの林修先生の「いつやるか?今でしょ!」という誰もが知るフレーズがありますがあれに近いですね。後回しにしていたらいつまでもできない。他人任せでもたぶんできない。いま自分が行動するしかないでしょう。ということです。
私は基本的に自分でやるまたは自分が必ず関わって物事を進めていかなければ気が済まないところがあります。社訓のひとつに「意志ある行動をする」があります。これは他人から言われたから言われたことをただやったというのではなく、きちんと自分の腹に落とし、自らの意思をもって事に当たりなさいということですが、私の思考そのものです。昔から動いていないと気が済まないたちですね。

若者へのメッセージ

若さはあなた方が持っている最大の武器だと思います。普通に考えると何といっても体力と人生で残された時間がいっぱいあるんですからね。何事にも恐れず挑戦していって欲しいと思います。
やってみなければ結果は出ません。結果が失敗であれば修正していけばいい。いつかは成功するはずです。誰しも人生失敗だらけですよ。あなたの上司や先輩もいっぱい失敗しているはずです。失敗を経験しているから他人にアドバイスがきる。なので良いことも悪いこともいっぱい経験し人生を味わっていってください。
ただし安全第一。無謀な行動は止めましょうね。