株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役

渡邉ひとし

Hitoshi Watanabe

夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。成功する者に実行あり、実行する者に計画あり、計画する者に理想あり、理想ある者に夢がある。

渡邉ひとし

略歴

日本の広告代理店最大手<電通>専属の広告企画制作会社で、35年間に6万件を超える広告づくりのプロデューサーとしての体験から、「企業は過去の延長のままでは輝かしい未来はない」という考えを持つ。企業グループで在籍する会社を独立させ、代表取締役社長に就任。10年間横ばいだった売上を3年で150%まで伸ばす。
2009年に広告会社を独立開業。2015年3月より経営コンサルタント会社へ業態を転換。2つの大学で「キャリデザイン(人生設計)」の非常勤講師を務め、経営コンサルタントとして経営支援に全身全霊で取り組む。後継者育成のため、『経営コンサルタント養成塾』の開校を準備中。

現在の仕事についた経緯

2009年に広告会社を独立開業し、広告会社経営の傍ら、企業や個人からの経営相談を分かりやすいロジックで解決に導きました。老舗食品メーカーに『生産・加工・販売を一貫させた野菜・果樹の総合プロデュース業』という新たなビジネスモデルを提案し、3年間で年商を2倍以上にしました。
経営支援に目覚め、コンサルタント養成塾で学び、広告会社で培った「実戦的なマーケティング戦略」と「価値創造のクリエイティブ思考」を軸に、独学した東洋哲学の視点から、「現状維持は衰退」「社員の笑顔が事業継続の源」の考えのもと、経営環境に適応したサスティナブル経営構築のための『3ステップ構築法』のメソッドを確立しました。
「経営のブレない軸」「稼ぐ力の仕組み」「ブランド構築」の3ステップ構築法で、結果が出るまで経営者に寄り添う経営支援をしています。

仕事へのこだわり

広告制作会社の営業職が社会人としてのスタートでした。
懸命に仕事に励んだ結果、数年後に営業課長にまで昇進。グループ企業で企画力の優れた会社の支店を新設するため営業職の募集があり、生来の好奇心から手を挙げて採用されました。新設の支店は営業職1名のため役職は外され、ヒラ営業として再スタート。それでも新たな職場で意気揚々と仕事に励みましたが、真面目すぎる性格が仇(あだ)となり、社内の制作スタッフから『総スカン』を喰らう羽目になりました。

それを見かねた制作部長から、社内の人間との『飲みニケーション』を強く勧められました。半信半疑ながら仕事が終わると、制作スタッフとの飲み会に毎日参加。酒は多少飲めてもアルコールに弱い体質のため、あまり飲めませんでしたが徐々に制作スタッフと打ち解け始め、仕事仲間として認めてもらえるようになりました。この出来事が『自分を突破する』第1弾でした。

『自分を突破する』第2弾は、結婚して父親になることでした。独身時代は自分のことだけ考える気ままな暮らしでしたが、結婚すると二人分の生活を…長男が生まれると三人分の生活を支えることになり、働いて稼ぐことに責任が生じました。

『自分を突破する』第3弾は、人生の師匠に出会ったことです。それまでの自分の考え方や能力などから脱皮し、成長を自覚することができました。

『自分を突破する』第4弾は、自社の本業を越える、『国際博覧会のモニュメント製作』の仕事を達成できたことです。<未知へのチャレンジ>は不安もありますが、達成への意欲が勝ります。

自分を突破するチャレンジは、加速度的に数を重ねましたが、これからも『悔いの無い人生を生きる=笑って死ぬ!』を自分の目標に掲げチャレンジを続けて生きていきます。

若者へのメッセージ

数年前から毎月2回、神社の参拝と両親の墓参りを欠かさず続けています。神社の参拝は、お願いでなく「約束=誓い」です。お墓参りは産んで育てていただいた感謝を亡き両親に述べ、前回からの出来事を報告します。この参拝と墓参が日常の節目となり2週間後までのエネルギーとなります。神社もお墓も対象は目に見えませんが畏敬の念を持つことで「人生の選択」に大きく迷うことは無くなります。
今の自分が在るのは二人の師匠との出会いです。こちらから一方的に師匠と慕っただけですが、「在り方=生き方」と「遣り方=考え方」を学びました。何よりも師匠から学んだことは「現状不満足」でした。今の自分に満足しないという意味です。自分の可能性に限界を設けないことです。
Amazonの創業者ベゾス氏が82歳のファンクさん達と初の宇宙旅行に成功しました。明治維新の指導者である吉田松陰先生は、『夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし』と説き、札幌農学校のクラーク博士は『青年よ大志をもて、それは金銭や私欲のためにではなく、名声という空しいもののためであってもならない。人間として当然、備えていなければならぬ、あらゆることを成しとげるために大志をもて』と説きました。