株式会社暁代表取締役社長

前田一輝

Kazuki Maeda

結果で全て証明

前田一輝

略歴

埼玉県川口市出身。
小中学生時代は所謂不良少年。
14歳で逮捕され少年院へ収容。
出院後は更生し、地元の某運送会社に就職。
某運送会社にて19歳の時に統括責任者に就任。
翌年20歳の時に営業所所長に就任。
22歳の時には建設業にも挑戦し、某建設会社にて専務取締役に就任。
昨年独立し、現在は主に建設関連事業を営む株式会社暁の代表取締役社長と、運送関連事業を営む某運送会社にて執行役員等を兼任。

現在の仕事についた経緯

小中学生時代は所謂不良少年で、地元の仲間と毎日悪さばかりをしていました。

悪さは徐々にエスカレートして、14歳の時に逮捕され、少年院へ収容されました。

少年院の独房の中で、自分の犯した過ちへの後悔や反省を深め、更生する事を誓うと共に、自分の人生と真剣に向き合うようになりました。

ですが、少年院上りで、タトゥーだらけで、学歴も職歴も資格も、何も無い状況です。

自業自得ですが、選択肢の無い自分の人生に絶望しました。

そして少年院を出院後、仕事探しをしている中で運送業に出会いました。

この仕事に就きたかった訳では無くて、当時の僕には他に道がありませんでした。

仕事へのこだわり

【新人時代から今まで】

働き始めたばかりの頃は、楽しさややり甲斐を感じる事も無く、安い給料で、過酷な肉体労働や、意地悪な上司からの理不尽に必死に耐えるだけの日々でした。

そして、程なくして妻と出会いました。

付き合い始めた頃は兎に角お金が無くて、安いアパートでの貧乏暮らしで、それでも幸せでしたが、街やテレビでお金持ちを見る度に悔しさを感じていました。

そんな自分の人生に諦めが付かなくて、それでも他に選択肢も無くて、どんな手を使ってでも、どんなに時間が掛かったとしても、"この業界で成り上がるしかない"と強く思ったのを覚えています。

それからは、毎日必死に働いては、家でも仕事に関する勉強をするようになりました。

始めは現場や物流に関する事がメインでしたが、勉強をする度に好奇心が高まり、その範囲は経営へと広がっていきました。

そして、心境や状況も少しずつ変わっていき、自身の成長と比例して、楽しさややり甲斐を感じるようになっていきました。

その頃から、職場の人と仲良くなったり、地元の仲間や後輩を巻き込むようになり、徐々に仲間を増やしていきました。

次第に努力や結果が認められるようになり、管理職や経営に携わる役職に就任したり、建設業関連の人との出会いをきっかけに建設業へ参入したり、新規事業の立上げを担当したり、多くの挑戦と失敗を繰り返しながら、色々な経験を積みました。

そして昨年、約8年間の下積みを経て独立し、株式会社暁を設立しました。

現在は株式会社暁の代表取締役社長と某運送会社の執行役員等を兼任し、建設業と運送業を軸に事業を展開しています。


【大切にしている事】

僕が私生活や、仕事をする上で、最も大切にしているのは"人"です。

公私共に人には恵まれていると思います。

山中社長、小宮社長 、高島君、力君、千葉さん、馬内、竜也、大地、大野etc、常に刺激をくれる凄い才能を持った経営者達。

志賀、花野、菊池、平賀、有川、三橋、平栗、優太さん、入江さん、小垣君、小野寺君etc、頼もしい部下達。

弊社含む業務提携グループ企業の総勢100名を超えるスタッフや、地元の仲間達。

そして、ずっと支えてくれる妻や、いつも見守ってくれている姉や、両親。

尊敬や、ライバル意識や、感謝の気持ちが、僕が仕事をする上での一番のモチベーションになっていて、そんな人達の存在こそが、株式会社暁や僕にとっての最大の原動力となっています。

若者へのメッセージ

何事も諦める理由を探したら切りがないですが、その反面、世の中には圧倒的に不利な状況からチャンスを掴んだ成功例が数多く有るのも事実です。

どんなに不利な状況でも、どんなハンデを背負っていたとしても、諦めず、努力を惜しまなければ、状況は必ず好転すると思います。

まだ成功したと言える程ではありませんが、少年院上がりで、タトゥーだらけの悪ガキから、一企業のトップにまで這い上がって来ました。

同じ地元で一緒に悪さばかりをしていたジャンや長尾も、今では社長になっています。

仕事以外でも、親父は進行した直腸癌と闘病して克服したし、仕事と音楽の両立に苦労しながらも、発表した作品が評価されたと嬉しそうに話している仲間もいます。

少しでも希望を感じて頂けると幸いです。