下町ゴリラズ合同会社 CEO

加藤 良

Ryo Kato

剛毅木訥

加藤 良

略歴

筑波大学体育専門学群卒業。新卒でシステム会社に入社、その後、競輪選手を目指し退職。大学時代からアメフトに携わり、ボブスレーも経験。現在は保険代理店に勤務する傍ら、2020年自身が代表を務める『下町ゴリラズ合同会社』を設立。

現在の仕事についた経緯

【ゴリラズに関わる人にスポットライトを当てる】
学生時代からアメリカンフットボールに携わり、卒業後は日本を代表するトップチームから2部チームまで(オービック→東京ガス→AFCクレーンズ)を経験しました。その後、2019年に自身が代表を務める下町ゴリラズを創部。2019年には3部リーグ優勝、2020年(コロナのため交流戦のみ)、2021年は2部リーグにてリーグ3位の成績を収めました。
チームが大きくなるにつれて、関わる人、動くお金も大きくなっていき、組織化するために下町ゴリラズ合同会社を設立。スポンサー営業のみならず、スポンサー企業のマーケティングのサポートなどを行っています。
選手、ファン、スポンサー、家族、パートナー、同僚、友達など、ゴリラズに関わるすべての人に少しでもスポットライトが当たるように他のチームには真似できないようなユニークなチームにしていこうと思っています。
3期目を迎える今年はスクール事業や新たな業務を行う予定です。

仕事へのこだわり

【目標を作り、ワクワクしながら楽しむ】
初めて仕事をしたのは、19歳の時。現役で国立大学1本で受験して落ちた後でした。
家はそこまで裕福ではなく、予備校に通うお金も滑り止めを受験するお金もありませんでした。環境を変えるために10万円だけ親戚から借りて上京しました。
そして、新聞奨学生として予備校に通いました。朝は2時半から新聞配達、7時朝食、休む間もなく9時から予備校の授業、夕刊のために15時に早退。夕刊配達後に夕食食べて勉強して、翌朝に備えて寝る。そんな生活でした。
同級生が脱落していく中、無謀だと言われた奨学生をしながらの国立大学の受験ですが、第一志望に無事に合格しました。2年かかってしまいましたが...(笑)
そんな過酷な環境でよく頑張れたなと思いますが、今思うと目標にこだわったからこそ達成できたのでないかと思います。そういう確固たる目標を見つけることができれば、ワクワクしながら仕事ができるはずです。

若者へのメッセージ

成功にこだわらずに、成長にこだわってほしい。
たくさん挑戦して、そしてたくさん失敗してほしい。

最近は効率化や生産性など求められるのも問題ではありますが、先に答えを求めたがる人が増えてきているように思います。多様性のこの時代に、答えが一つという明確なものが減ってきている中で、世の中にあるハウツー本を読んで知識だけ持った人間にならずにそれを実践してみて、知恵として自分に貯めていってほしいと思います。

あとは人生で一番楽しかった時期はいつか?という質問をされたときに『学生時代かな』なんて格好悪いこという大人にならずに『今』って胸を張って言える大人になってほしいし、僕もそうなりたいと思っております。