株式会社フレンドシップ 代表取締役社長

林 文臣

Fumio Hayashi

可能性を与え続ける

林 文臣

略歴

大学を卒業後、某大手アパレルメーカーに入社。百貨店勤務で経営者のお客様が多かったこともあり、自分の今後について考えるきっかけが多く、起業の道を決意。

現在は、オーガニックの日用雑貨をメインにしたセレクトショップ、フードロスと女性の独立支援に特化したキッチンカー事業、人材コンサル業、人材の営業代行業、不動産紹介業など、多方面で活躍中。

現在の仕事についた経緯

最近スタートしたキッチンカー事業は、コロナ禍であったことと、SDGsへの取り組みを促進させたいという想いもあり、考え始めたのがきっかけです。

元々父親が飲食店を営んでいたので【食】という仕事はとても身近でした。また、両親の離婚を機に、母が3人の子供を育ててきた姿を見てきたので、女性が経済的に自立していることの重要性を体感していました。

そこで、キッチンカー事業を通じて、国産フルーツの生産農家さんのフードロス問題の解決と女性の自立支援を加速させたいと思い、立ち上げました。この事業を通じて、日本の農家の方々の活性化と、世の中の女性が経済的に自立していくサポートができればと思っています。

仕事へのこだわり

仕事のこだわりは大きく3つあります。

①人とのご縁を大事にする
どんな仕事であれ、プライベートであれ、全ては人とのご縁ですし、人間関係であると思います。事業においても、たくさんの人とのご縁のおかげで発展、拡張しています。
そして、お世話になった方々、それは両親もそうですし、これから出会う方々も含めて、1人1人を大切にしていくことだと思っています。

②三方良し
私だけが豊かになっている、お客様だけが喜んでいる、取引先の方だけにメリットがある、このような関係性は繁栄しないと思っています。売り手、買い手、世間の三方良しだからこそ、長期的に発展していくのではないでしょうか。
私自身、視野を広げることや長期的な目線を持つことの大事さを日頃から体感しています。身近な人のことを考えることや、短期的に集中する時期は本当に大事なことです。
ただ、そこに目が行き過ぎると、小さくまとまってしまったり、他が見えなくなったりすることがあります。また、長期的に見ることを忘れると息切れしてしまいます。
自分の視野をどれだけ広げられるか、このことをいつも意識するようにしています。

③柔軟に変化する
今の時代は急激に色んなことが変化しています。
だからこそ、その流れに乗りながら柔軟に変化をしていくことが求められていると感じます。
一方で、とにかく闇雲に変えればいいという意味ではありません。当然変えてはいけないものもあります。
仕事に関わらず趣味やスポーツでも同じだと思いますが、何をやるにしても基礎基本を徹底すること、素直に謙虚に学ぶこと、成果思考でありながらプロセスが健全なのかを考えて行動すること、このことは変えてはならないことだと思います。
その上で柔軟に対応し、変化している企業や人材が発展していく時代なのだと考え、行動するようにしています。

若者へのメッセージ

30代の私も、先輩経営者や人生の先輩である方々からすれば、まだまだ若輩者です。
なので、同じ20代・30代の私たちが大切にすることは、沢山のことにチャレンジをして、時にはうまくいかない経験をしたり、目の前の大きな壁を乗り越えながら成長していくことだと思っています。

また、やり始めたのであれば、結果が出るまではやり抜くこと!
嫌なことや苦手なこと、挫折しそうになった時についつい「自分に向いていることは何か?他にも自分にあう手段があるのでは?」など、自分以外の何かに焦点を当ててしまい、せっかくの成長できるチャンスを逃してしまいがちです。

歳を重ねていったり実績が出てくると、周りからアドバイスをもらえることや叱られることはどんどん減ります。ですので色んなフィードバックに感謝しましょう。
もちろん、1次感情では色々思うこともありますが、自分の受け取り方次第でプラスにもマイナスにも転じると思うので、どんなことも楽しみながら行動して欲しいです。