株式会社Sense of Time CEO

村田レイ

Rei Murata

もし我々が空想家のようだと言われるならば 救い難い理想主義者と言われるならば 出来もしないことを考えていると言われるならば 何千回でも答えよう 『その通りだ!』と(チェ・ゲバラ)

村田レイ

略歴

大学卒業後、印刷会社帆風入社。その後翻訳会社アーバントランスレーションに転職。ITバブルが弾ける手前で手前で飲食店運営会社テイクファイブに転職。その後個人事業主として独立。
昨年8月株式会社Sense of Time起業。

現在の仕事についた経緯

学生時代、様々な出会いでプロでヴォーカリストを始め、そしてクラブDJも同時期に始めました。そして、飲食店のアルバイトも一番多い時で3軒掛け持ちで働き、学業よりも仕事で忙しい日々を過ごしてました。
大学卒業後、全くパソコンを触ったこともない状況で、DTPの草創期を牽引していた印刷会社帆風に入社。翌年には同社が初の支店として出店した築地店の店長代理に就任し、オペレーション指導だけではなく、受付の対応指導などを行ってました。
その後、ITバブルが始まる頃、翻訳会社から声をかけていただいて転職。
そこでは、システム開発のセールスエンジニアとWEBサイト企画プロデュースを担当。
ITバブルが弾ける手前で、もう一度お客様と直接対面してそれに応える仕事を確認したく、飲食業に転職。
多くの新店舗の立上げやリニューアルに関わるうちに、自信が思うベストをオーナーさんと同じ目線でオーナーさんにとってのベストな店舗づくりをしたく、個人事業主として独立を決意しました。
そして、行ったのは店舗のオペレーション構築・サービス指導・ワインコンサルティング・店舗ホームページの作成及びSEO対策による集客活動、関連業者のアテンド及びオーガナイズなどです。
そして昨年、コロナが始まった頃に、もっと広く飲食店のみならず生産者にとって幸せになる事業を進めたく思い株式会社Sense of Timeを起業しました。

仕事へのこだわり

学生時代に(その頃はもろにバブル時代でした。。。)一応プロの端くれとしてクラブDJを西麻布の小さなクラブやっていた時の事、その当時は自分がかけたい曲はあるけどやっぱりその時に流行っている曲をかけておけば盛上がるでしょ。。。みたいな選曲でした。
しかし、ある時外国人のお客さんから、お前意味わかってかけてるの?って怒られました。
もちろん、僕は幼少から英語と日本語の中で生活してきたので、英語はわかっているのですが、歌詞に対してのケアを全くしてなかったのです。
それを境に、それぞれの音楽が持つ文化や歴史をしっかり学ぶべき事だと思い、それを元に自分の思想を伝える。。。その様な仕事を意識するようになりました。
これは全ての仕事において同じことが言えてます。
例えば、レストランであれば、どの様に楽しんでいただきたいのか、どの地方の料理なのか、その素材に対してのこだわりはどこにあるのか等々、あげればキリなく考えなければならないことがたくさんあります。
しかし、一番大切なことは、使う素材やその生産者への尊敬とその産物の歴史を学ぶこと。
これが出来なければ、良い料理も生まれないし、お客様を満足させるサービスはできないと思います。
IT化が進んでいる今の時代は、個々のニーズが分散化しているだけに、尚のこと関わる事業の関連業者との密接な関係づくりと、それを元にした物語をお客様に丁寧に提案していく事が大切だと考えています。

若者へのメッセージ

SNSでの情報取得が中心になっている今、そこにおける人々のリテラシーが大きな問題になっていると日々感じてます。
歴史を学ぶ事、その当時の人々がどのように感じて生きてきたか、それを自身でどの様に解釈するのか、そしてそれを自分の言葉としてどの様に伝えるべきなのか。さらにどの様に議論すべきなのか。
それがレテラシーの礎だと思います。
コミュニケーションのレテラシー。。。
IT化が進んで今、それだけにアナログなコミュニケーションがより大切な時代になっていると思います。